院長ブログ

PVL・脳室周囲白質軟化症の鍼灸治療と推拿療法の様子


◎はじめに こんにちは。かささぎ針灸院・大嶋崇史です 皆様、PVL・脳室周囲白質軟化症という病名をご存じでしょうか? 赤ちゃんが産まれてくる時に早産や難産等の原因によって酸欠になり赤ちゃんの大切な脳の細胞が部分的に壊れて死んでしまう疾患です 赤ちゃんが成長するにつれ運動機能に障害が出たり発育や発達の遅れが出る事があります 残念ながら西洋医学ではそれを見つける事ができても根本的な治療方法は未だ確立されておりません   昨年秋にご縁がありまして、京都の先生からご紹介いただいて、そこから今日までSちゃんという女の子を継続的に施術させていただいてます 今回その事柄をブログに起こそうと思ったのは患者であるSちゃんのご両親のあるご厚意からでした 施術の様子を撮影して写真をくださったのですが、その写真を院の宣伝や同じく悩み苦しんでいるPVLの子を持つ親御さん方に対して、鍼灸治療や推拿治療という選択肢が有る、我々はそれで大変救われている事をもっと知ってほしいとの事だったからです。 私自身、院の宣伝という下心が無い事はないのですが、世の中にPVLという疾患が有って悩んでいるお子さんやご両親がいる事、また、中医学や伝統療法がそれの助けになる可能性が有る事をお伝えできればいいなと思います そして、他の鍼灸師や療術者がPVLの患者さんが来た場合の何か参考になればと思いますので、間あいだに専門的な用語や解説が入ります。一般の方は興味が無ければ読み飛ばしてください。◎治療の様子からで写真を見て、だいたいどんなふうに施術してるかを確認していただけたらと思います。   ◎PVLに対してのアプローチ、中医学的な考え方等 アプローチについて、最初に肝要な部分を言ってしまいますと 西洋医学っぽくポイントを言えば ひとつ、脳の発育や血流を促進する ひとつ、胃腸機能を正常に保つ このふたつです それらを叶える為に鍼灸治療や小児推拿療法を使います 脳の血流を促進するには主に頭部のツボを使って鍼で刺激しますが他にも大切な事が有ります。それは後述 脳の血流を促進するのが大切なのは何となく分かるかと思います、なぜ胃腸のコンディションが大事なのか。これも後述します 実は、PVLに対して鍼灸も東洋医学も中医学も絶対コレみたいに確立された治療法は有りません。昔はPVL自体認識されてませんでしたからね 多くの難治性の疾患に対する鍼灸治療や東洋医学的なアプローチに言える事ですが、病名そのものに振り回されずに先ずはその疾患に多い体のコンディションの欠落や弱点を大づかみに把握します(これを弁証といいます) その体質の弱点をつかんだ後は、それらを修正、底上げしていく事になります(これを論治といいます) そして、患者自身の回復力や成長機能を促進します ちなみに、私は上海の病院にいた頃、小児の脳性麻痺を専門に診る鍼灸外来で学んだ期間が有り、それに準じて体質診断したり方法を決めています(弁証論治) 小児の発育や発達障害、脳性麻痺はすべからく先述したふたつの要因、もしくはどちらかに問題を抱えている事が多く、実際にそれらに問題が有ると予後が良くありません それらふたつは中医学では五臓六腑の『腎』と『脾』と言います   『腎』(脳)=先天之精 + 『脾』(胃腸)=後天之精   中医学や伝統医学で『腎』というのは一般的に知られている腎臓そのものの機能も含みますが、他にも大人の生殖機能、子供の成長や発達を促す力、脳、耳、腰、しいては生命力そのものをさします。また、腎に蓄えられるエネルギーや物質を先天之精と表して、それは両親から引き継いで体の強さや性質、成長に関わります。こちらは両親から与えられ産まれながらにして持っているので先天と言います 『脾』というのは実際の脾臓をささずに胃腸機能全般を指します。食べ、消化して、排泄して、といった人の消化機能全体です。先の先天の精に対して、産まれ出た後から『脾』が乳にはじまり食べ物を消化して得たエネルギーや栄養を後天之精と表します   中医学では脳は『腎』に含みますから、腎に関するツボを刺激したり時に湯薬や食療で腎を補強します。それによって脳の血流や発育を間接的に促します。 では、なぜ『脾』も大事か。東洋医学中医学で考えなくても、脳は沢山のエネルギー(ブドウ糖や酸素)を消費する器官であり、同時に多量のタンパク質を必要とします。産まれてきて乳や食料自体が不足するのはまた別の問題として、それらを口にしてしっかり消化し栄養を摂りこめなければ脳の発育や修復に必要な物質が不足する、血液そのものの成分やポテンシャルが下がる事は容易に想像できるはずです そこで『脾』に関するツボを刺激する事で胃腸を動かして消化機能の強化を計ります 先にも書いたように、産まれてきてからこのふたつの『腎』と『脾』に問題のある小児は疾患の回復や予後が悪い傾向にあります 小児の治療では先天と後天の両方支えてあげる事がとても重要なのです   ですので、小児の脳に関する疾患では頭部への鍼治療やアプローチがまず大事ですが、それでは不十分だと考えて『腎』や『脾』も補強してあげると良い結果が出ます。   Sちゃんのご両親ともが子供の頃から胃腸があまり丈夫でないとの事でしたので、体質を引き継いでいる事もあり、来院当初はSちゃんも消化機能が悪い兆候が見られました。舌の苔が厚く白かったのです また、排便も自力では出にくく綿棒で刺激すると出るとの事でした   ◎治療の様子と内容 その1:頭鍼 写真は有りませんが、最初に「百会」「四神聡」という頭のてっぺんに在るツボに軽く鍼を刺して刺激します 刺したまま置いておきます これは直接頭部、強いては脳の血流を促進する為です   その2:小児推拿 補腎経、補脾経、推板門 小児推拿が大人と違っておもしろいところは、大人には無いツボや治療点を使えるところです 手の指先すべてに五臓六腑を整える場所がそろっております 写真では分かりにくいですが親指の先『脾』、小指の先『腎』、母指丘をこちらの指先でコネコネしたり、特定の方向にこすります 『腎』と『脾』の強化ができます   その3:小児推拿 揉摩「中カン(月完)」、「丹田」 術者の手指二本ないし三本をそろえて指の腹で、円を描くように、軽く揉むようにお腹を擦ります 「中カン」は臍の上。いわゆるミゾオチです 「丹田」は臍の下です。わかりやすいですね 便秘が有る時には臍の両サイド「天枢」も加えます 「中カン」は胃を動かす為に 「丹田」は『腎』を強くします 回数は100回くらい   その4:小児推拿 直推「脊柱(督脈)」「膀胱経」 術者の人差し指と中指二本そろえて、その指の腹で施術します 名前のとおり「脊柱」背中のど真ん中を肩甲骨の間くらいから尻の方へ 一方向にさすります 「脊柱」は督脈という経絡そのもので、刺激は脳につながるとされます 脳への刺激と血流改善の為 同じように脊椎の両サイドにあるツボと言うか線ですが「膀胱経」をさすります 「膀胱経」も脳につながりますが、膀胱経上には五臓六腑のツボすべてそろっているので内臓全体の強化目的です これもそれぞれ100回くらい   その5:小児推拿 按揉「脾兪」「腎兪」 親指の腹を使って、先ほどの「膀胱経」上に在る『脾』と『腎』のツボを重点的に揉みます もちろん『脾』『腎』の強化の為 左右同時で50回ずつくらい 写真は仕上げの時なのでちょっと外めです   その6:小児推拿 捏脊 捏(こねる)と日本語で読みますね 先ほどの「膀胱経」に沿って、皮をつまんで引っ張りながら、同時にそれをたぐるようにしながら動かします お尻からはじめて腰、背中、肩甲骨の間まで 途中「脾兪」や「腎兪」等の重要なツボのところでは少し強めにつまみ上げます これは3回   以上で一通りの施術です 時間は15分くらいです ちなみち、中国の病院では当時小児推拿の時は天花粉を使ってました 今はベビーオイルを使っています よく伸びて飛び散らずに便利です   ◎最後に 以上、PVL・小児の脳室周囲白質軟化症について、それに対する私が行っている鍼灸治療と推拿療法を紹介しました Sちゃんは現在、月に一度の病院の検診では何も発育発達の遅れや障害は認められておりません 成長曲線ままのいたって健康な状態だそうです よく食べて、よく動いて、受診当初の胃腸が悪いサインや症状は解消しています 当初私が登場すると大泣きする事がありましたが、最近ではようやく何かしら良くしてくれる人と認識してくれてるのか、泣かなくなって、おまけに笑ってくれます。嬉しいですね 今後はまだどうなるのかわかりませんが、引き続き慎重に誠実に施術させていただこうと思います Sちゃんのお母さんは比較的高齢出産であり、Sちゃんは数年間の不妊治療の末にようやく授かった子です 苦労してやってきたその娘さんがPVLと分かり、かと言って医師の方では診断は下せるけど成す術が無い状態 医師ももどかしいでしょうが、お母さんは難産だった自分のせいだとご自身を責めたでしょうし、それに寄り添うお父さんも成す術なくてお二人とも大変苦しまれた事と察します。初診の時のお二人の疲れた感じや不安な表情が忘れられません 私の施術が少しでも助けになってくれているのならば幸いです ご両親にとってもSちゃん自身にとっても そして冒頭にも書いたように、このブログがPVLの子を持つ親御さんの目にとまり、何か希望の一片にでもなればと思います   (あとはHPのアクセス数が上がって新患さんがきますように、、、笑)    

土曜日の予約受付開始のお知らせと軽く近況報告


皆様、このコロナ禍の中いかがお過ごしでしょうか 元気にお過ごしでしょうか 本当に久しぶりのブログ更新です   コロナ禍で色々と大変な事も有りますが、かささぎ針灸院は何とかもちこたえてますよ おかげさまで当院もまるまる三周年を迎える事ができました ひとえに妻の支えと、このコロナ禍の中でも通ってくださる患者様のおかげです 本当に感謝です さて、タイトルでも書いてありますように 今月から土曜日の予約を受け付ける事にしました かねてより土曜日の診療は要望が非常に多かったのですが 子育ても少し落ち着いてきましたのでようやく開始します   ・土曜日の午前 ・予約受付時間 9:30~、10:30~、11:30~ の三枠のみ ※土曜日は通常の施術料に加えて別途特別料金 (¥1,000)をいただきます   これまでに、平日は仕事で当院の受診を諦めた方がたくさん居て 申し訳なく思っていました 午前のみ、三人のみではありますが、そのような方達の病や痛みを 少しでもカバーできれば嬉しいです よろしくお願いします

夏バテにピッタリな八宝茶


こんにちは。かささぎ針灸院・大嶋崇史です。 久しぶりに午後の予約時間に空きができたので、ひとりゆったりと八宝茶を入れて飲んでいます。 八宝菜なら聞いた事がある人も多いはず。 しかし皆さん、八宝茶をご存じですか? ちなみに、八宝菜も八宝茶も、この『八宝』の意味するところは、必ずしも八つの材料が入っているという事ではなく、ただ単に「たくさんの」と言う意味です。 ですので、八宝茶は色んな材料が入ってるお茶の事ですね。   ↑こんなふうに蓋で軽くかきまぜて   ↑隙間を作ってそこから飲みます。   私はこの八宝茶が好きです。 ほんのり甘くて、見た目も楽しくてキレイで、 そして適度に漢方薬くさくて、それがまたいいんです。   漢方薬くさいと言うと何だか体によさそう!って思いますよね。 実は、実際、本当にこの時期の体の不調に、夏バテにピッタリのお茶。 それが八宝茶なんですよ。   今日私が飲んでいる八宝茶の材料にはどんなものがあるのでしょうか。 また、その材料がなぜ夏バテに効くのか。 それを簡単に解説します。   ちなみに、市販で手に入る八宝茶の中身に決まりは有りませんがけっこう似通ってます。 本日飲んだ八宝茶の中身は   〇氷砂糖 〇橘皮  ←柑橘類のたちばなの実の皮 〇甘草 〇紅棗  ←ナツメの実 〇枸杞子 ←クコの実 〇山査子 ←サンザシ 〇緑茶 〇金銀花 〇菊花   です。   それぞれの材料の効能を簡単にまとめると、   ①胃腸の調子を整えたり、『気=エネルギー』を補うものは 〇氷砂糖、〇橘皮、〇甘草、〇山査子   ②『血』を補って気持ちを落ち着ける作用があるものに 〇紅棗   ③『陰=体の有用な水分』を補い余分な熱を冷ますものに 〇枸杞子   ④ダイレクトに体の熱を冷ます材料として 〇金銀花、〇菊花   となります。   これら材料の効能をまとめて言えば   「体を元気にする。そして体の熱を冷ます。」   となります。   夏バテの症状としてつらいものに、 ・食欲がなくて食べられない=力が出ない ・体が熱っぽくてしんどい がありますね。   胃腸を整えて元気を出す、おまけに体の余計な熱を冷ます事のできる八宝茶は この時期の夏バテに、体のしんどさにピッタリだという事がお分かりいただけ たでしょうか。   八宝茶は大阪だと上海新天地等の中国食材スーパーで、神戸の南京町で、他にはネット通販でも手に入ると思います。   この時期夏バテで困っている方は、一度八宝茶にトライしてみてはいかがでしょうか。   中身に関して、特に体の熱を冷ます 〇菊花 〇金銀花 〇蒲公英 タンポポ が入っているものがこの時期はオススメです。   それでは皆さん、夏バテに負けずに元気に過ごされますように。            

~青空と太極拳と鍼灸と~  GW 神戸青空TAIJIに参加してきました


皆さま、楽しいGWは楽しく過ごせましたか。GW明けでお疲れ出てませんでしょうか。 かささぎ針灸院・大嶋崇史です。 去る4月28日に『神戸青空TAIJI』という太極拳のイベントに、かささぎ針灸院も参加させていただきました。 神戸南京町で鍼灸院をされている裴華先生の 南京町鍼灸六合治療院 ←FB 六合勤修会 ←FB 主催の太極拳イベントです。 今年がなんと第一回! 貴重な第一回に協賛で参加させていただけるなんて。ありがたい事です。m(__)m 先ずは写真といっしょに当日の様子をご紹介。   当日は青空TAIJIの名にふさわしい気持ち良い晴天でした   かささぎ針灸院も太極拳に役立つ中医健康診断、養生指導という形で参加しました   私もちょっと練習に参加   数人に中医弁証や養生指導をさせていただきました。 よろこんでいただけた様子で私も嬉しかったです。 また、素敵なご縁も沢山あり参加できて幸せでした。 来年も是非参加できたらいいなと思います。   ここからは少し真面目なお話 ↓   中国武術の中でも、特に太極拳は陰陽理論をその思想や術理の根幹としています。 中医学もおなじですね。   陰陽哲学を身体運用や闘争に応用したものが太極拳。 陰陽哲学を身体の機能回復や治療に応用したものが中医学。   太極拳=中医学。このふたつ、親和性が高くて当たり前。   ですので太極拳と中医学(漢方薬、鍼灸)は相互に補完し合えるものです。   具体的には、太極拳修行者の方は中医学的なケアや知識を取り入れる事によって、正しい身体運用の方法を知る事ができ、上達が早まります。 また、間違った体の使い方を防ぐ事によってケガの予防につながります。 反対に、漢方薬や鍼灸治療を受けてる傍らで太極拳も修養すれば、その効果は高まり、病気やケガの回復も早まる事でしょう。 実際、当院でもスポーツや我流の運動で却って体を壊している患者さんに対して太極拳をすすめる事がしばしばあります。   太極拳、または他の中国武術修行者で練習がどうも上手くいかない、 養生に良いはずの太極拳なのに体が悪い。 その様な方は一度かささぎ針灸院にご相談を。   鍼灸治療にあわせて太極拳もしてみたい! その様な方には太極拳指導もできますし、良い先生や教室をご紹介します。 太極拳=中医学 いや、 太極拳×中医学 でこれからも皆様がもっと健康になりますように。m(__)m      

春は目に症状が出やすい季節です。


春は風が強く、花粉やホコリも舞いやすくて目にはツラい季節です。 また、就職や新年度で目を使う事も多いでしょう。 きっと、目の疲れや痛みでお困りの方も多いのではないでしょうか。 「視界が急に明るくなった!」 「目のかすんだ感じがなくなった!」 「目の奥の重さが消えて無くなった!」 当院で眼の鍼灸治療後によく患者さんからいただく言葉です。 鍼は本当に眼精疲労によく効きます。 眼の周りのツボに鍼をすると眼球やその周りの血流が改善され、眼の疲労や痛みが和らぎます。 加えて、春は頭に熱がのぼり体の下の方は冷えやすいというアンバランスがよく起こります。『首から上の症状が頻発する』のも春に多い体の特徴のひとつで、これを鍼灸で改善すると、その効果はもっと良くなります。 鍼灸治療で体のバランスを整えて、春を元気に過ごしましょう。 眼精疲労・ドライアイ・眼からくる頭痛等でお悩みの方は是非『かささぎ針灸院』にご相談ください。

神農祭をご存じですか?


  こんにちは。院長の大嶋崇史です。   去る11月23日に、毎年大阪で行われている『神農祭』に行ってきました。   『神農祭』については → こちら   お祭りが行われる少彦名神社(スクナヒコナ神社、通称:神農さん)には、日本の偉大な医薬の神様である『少彦名神』(スクナヒコナノカミ)と、なんと驚く事に中国の伝説の医薬の神様である『神農』様が同時に祀られております。 日中の医薬の神様がどちらも祀られてるってのは、なんとも贅沢といいますか、日本的でほほえましくもあり、とても面白く思います。(^^♪ 医療関係者ならば必ずお参りしておかねばならない神社と言えますね。   大阪には全国的に有名な商売繁盛のお祭りである『えべっさん』がありますが、この『神農祭』は言うなれば医療関係者にとっての『えべっさん』みたいなものであります。 一年に一度、この神農祭の時には、有名な在阪製薬会社や院の繁栄と息災を願う医療関係者、病気平癒を願う人々がたくさんお参りにやってきます。 私も昨年の笹を返して新しい笹をいただいて帰り、今朝、院にお祀りしましたよ。(^^♪   私自身の為、そして何より患者さんの為にも、かささぎ針灸院が無事に息災で続けていけますように。 また、かささぎ針灸院に来ていただく患者さんの体がよくなりますように。 一年間、よろしくお願いします。 そうお願いしました。      

大阪中之島 アウトドアヨガ祭2018 に参加してきました


秋らしい爽やかな気候が続いいてますね。皆様体調いかがお過ごしでしょうか。   神戸南京町・鍼灸六合治療院の裴華先生 とのご縁が有って、   10月27日(土)・28日(日)に開催された   大阪中之島 アウトドアヨガ祭2018 に   かささぎ針灸院も出店させていただきました。   『中医健康相談・養生体験』のブースを開催させていただきました。   ☆伝統中国医学での体質診断 【舌診、脈診、弁証】 ☆その方の体質で日常生活で注意する事 【養生】 ☆体質に合った食べ物 【薬膳】 ☆体質に合わせたツボ指導や押し方 【経絡、鍼灸】   といった内容でした。 思いのほか盛況で、特に二日目は行列ができるほどの人が来ていただいて 大変うれしかったです。 訪れる方は皆、じぶんの体やライフスタイルへの関心や意識が高くて、 お話させていただきながら私も楽しく過ごす事ができました。(^^♪   ヨガに集う人たち、さすがやな~って思いました。   二日間でたくさんの人に中国医学のおもしろさや素晴らしさを、 そして少しの感動を伝えられたと思います。   また来年も参加できたらいいなと思います。   これからも かささぎ針灸院 をよろしくお願いいたします。

猛暑だから!今から冬に向けて出来ること。後編


それではつづきです。 前編では ・東洋医学の治療や体質改善はぶっちゃけ時間がかかるから、先を見越して早めからはじめましょう。 ・秋冬を元気に過ごす為に、夏から体調管理する事が大事。 といった内容で終わりました。   それに対して、夏の暑さに適した漢方薬や薬膳を摂ったり、鍼灸治療で体調を整えるというのが、やはり良い選択ではありますが、自身で気を付けられる事として、ここでは紹介していきたいと思います。   ◎冬に向けて猛暑の時に気を付けること ヒトコトで言ってしまえば、体力を落とさないようにってことになります。体温調節機能、免疫機能含むです。 気を付ける点としては   ①暑い日中はできるだけ活動を控える。こまめにクールダウンする。 ②体に熱をためる食品を控える。 ③冷たい飲食でお腹を冷やし過ぎないように気を付ける。   となります。   ①については、当たり前すぎですね。すいません。(;^_^ スルーしていただいてもかまいません。 これは世間一般、熱中症の対策とかで散々言われている事なので皆さんもご存じだと思います。 実は東洋医学の養生の古典にも夏はそう過ごしましょうと書かれております。 要は、その当たり前ができてないならば、意識してしましょうって事ですね。 通常、体温が高い事は良い事なのですが、平熱を超える様な状態が続いたりそれが頻発すると、体温調節機能に狂いが生じたり、何より長いスパンで見ると体のエネルギーや水分を消耗してしまいますしね。   ②について、控えた方がよい食品としては ・味の濃いもの、辛いもの、油もの、甘いもの があります。これらは東洋医学では体に熱をためやすいとされています。 また、熱性の食品といって性質的に体を温める食品が有り、身近なものでは ・ニンニク、ネギ、ショウガ、唐辛子、酒 などがあります。 その他にも熱性の食品はたくさん有ります。こちらのサイトが面白くて参考になりますよ。 → TCMediCo (村上文崇先生)   これら食品を摂りすぎると熱が下がりにくい体質になってしまいます。注意しましょう。少なくとも夏の間は。冬はいいのですけどね。   そして③について。これは皆さん意外なのではないでしょうか。 ②で書いてるように、熱をためないようにするならば、冷やす事はいい事なのではないのか?と。 その通りです。しかし、それは適度にという事です。 飽くまで冷やしすぎないように。これが大切です。 特にお腹が冷えすぎると良くない点が二つ有ります。 ひとつは、お腹が冷えると胃腸の消化吸収する力が落ちますので、段々と体力が落ちてしまって疲れやすくなったり、免疫力が落ちて秋冬に風邪をひきやすくなります。また、お腹を中心に、体に水っけがたまりやすくなり、これも前編で紹介した伏暑の原因となりますので注意が必要です。 もうひとつは、体の陰陽のバランスが崩れる、お腹が冷え冷えな分、体の表面や頭や首といった体の上方が熱くなりやすい体になります。 体の中心が冷えると、熱が昇ってのぼせやすくなったり、すぐに暑くてバテてしまったり、体温調節がうまくいかなくなります。   少しややこしくなりましたし、言い方を変えてもう一度まとめ直します。   ・夏の間は無理をしない。疲れたり暑い時には可能なかぎり休む。 ・辛いものや味の濃いもの、熱のたまる食品は少し控える。 ・暑いからと言って冷たい飲み物ばかり飲むのは控える。   となります。 例えば、味の濃いオツマミでビールをガブガブ、、、。 この季節の楽しみですが、秋冬に向けての体調管理という点では、かなり良くない行為ってことになりますね。(;^_^ 秋冬で体調をくずしやすい方は、今年は例年よりもこれらについて気を付けてみてはいかがでしょうか。     ◎最後に 熱中症対策として、水分はしっかり摂りましょう! その上で、今回のブログを少し参考にしていただいて、飲む時は冷たいものをできるだけ控えるといいかもしれません。 行動や食品などで気を付けて、体に余計な熱がたまらないようにしてみましょう。 きっと秋からの体調が違ってきますよ。   と、こんなブログを書いてる私自身が、この時期、実は、 三ツ矢サイダーと明治のスーパーカップ がオトモダチです。(;^_^ 偉そうに言ってるのに、 「あんたがイチバン不摂生で自堕落や!」 と嫁様に怒られています。   私自身、自戒の意味を込めまして、このブログを書いた次第です。(;^_^ 私もこの夏は飲食や過ごし方について気を付けてみたいと思います。 これを読んでいただいた皆さんも秋冬を元気で過ごせますように。m(__)m

猛暑だから!今から冬に向けて出来ること。前編


暑い!! もう溶けそうに暑いですね。 院の窓を開けると吹き込む熱風、、、。 大音量のセミの声。 もう朝からして、白くて干上がりそうな強い陽射し。 カンテレのハチエモンも溶けるんじゃないか? 正に猛暑というのがふさわしい一日のスタートです。   猛暑ってことで、お題の事について書いていきますか。 「今が暑いんじゃ。何とかしてくれ!」とか 「何か熱中症を治すツボとか教えれ!」とか そんな声が聞こえてきそうではありますが、ツボにせよ薬膳にせよ、東洋医学を使った暑さ対策の知恵ってのは、たぶん検索したら色々出てくると思いますし、(リクエストがあればまた書きますよ) ここでは、敢えてこの夏の過ごし方次第で、冬になってからの体調が違ってくるよっていう事をお伝えしたいと思います。   ・毎年秋~冬にかけて、特に体調が悪い ・冬の間はずっと風邪ばかりひいている気がする その様な方は読むと役に立つかも?   夏真っ盛りなのに、今から冬に向けての話なんて、、、。 なんて事は言わずに、実はその内容こそが、中医学の面白みや神髄に触れるところですので、どうぞ最後までお付き合いください。m(__)m   ◎『冬病夏治』について 東洋医学のあまりにも有名な言葉に『冬病夏治』または『夏病冬治』があります。 「冬にかかる病は夏のうちから治療しましょう。」 「夏の間にかかる病は冬のうちから治療しましょう。」 という意味合いです。 上海の病院で実習していた頃、夏の暑い暑い時期におもしろい光景を見かけました。また、私自身も何日間かはその治療で大忙しだったのを覚えています。 それは「夏の期間限定!小児喘息灸治療」なるものです。 喘息は乾燥する秋や寒い冬にひどくなる事が多く、夏の間は小康な事が多いです。 にもかかわらずですよ。炎天下の最中、小児喘息の専用外来が設けられて、痩せて体の弱そうな子供とそのお母さんとが長い行列をつくって受診していました。 子供たちが20人くらいベッドでうつ伏せに寝ており、背中の喘息に効くツボに、片っ端から薬のお灸をしていきます。 なんと、秋冬に喘息が軽くすむように、夏のうちからせっせと治療をしていたのです。 これこそが中医学の『冬病夏治』を地でいっているのだと思いました。 秋冬の喘息を夏の間に治療するというのは『冬病夏治』の一番有名な例ではないでしょうか。 普通に日本で生活していて、冬の体調の為に夏のうちから気を付けてケアをするという発想はなかなか無いのでは?と思います。   ◎『温病学・伏暑』 について 中医学には「温病学」という学問がありまして、これは発熱を伴う疾患や感染症を専門に治療する為のロジックであります。 温病学について詳しく書いてると大変なので、興味がある人は Wikipedia先生に聞いてみましょう。 その温病学の中に「伏暑」という病があります。 「伏暑」は読んで字のごとくなのですが、体に埋伏していた暑邪(夏の熱気)が晩秋~冬にかけて体に悪さをして発熱する病です。 ウイルスや菌でもないのに、何だか潜伏期間みたいな感じですね。おもしろいですね。 潜伏期間にしても、そんな長い時間、体に熱気がこもって隠れてるのか?なんておかしく思いますよね。 当然、中医学ではその様に考えて薬を処方したり治療したりするとうまくいくのですが。   ◎『冬病夏治』『温病学・伏暑』の言わんとするところは 要は、 夏の間に不養生や不摂生をして体力を落としてしまうと、秋冬に病気にかかりやすくなりますよ。 という当たり前の事を戒めたり、 夏の間の過ごし方や養生の仕方が秋冬の体調や病気に大きく関わってきますよ。 という事を教えてくれているのだと思います。   また、これらは、東洋医学の治療にはある程度の時間や根気が必要な事も示唆しているように思います。 東洋医学の治療において、特に体質の改善や内的な疾患を根本的に治療しようとする時に、一回の治療でたちまち快癒するという事はほとんどありません。 それ故に、患者本人も治療者も、根気強く病に向き合ったり、先を見越して早めの治療を心掛けたりが必要なのだと、その事を教えてくれているのかなと思います。   冬に体調を崩さない為に、猛暑のうちに出来る事、気を付けられる事、 それらを後半で、少しばかり紹介したいと思います。   →後半へつづく      

息子よ、『小児スイナ』で元気に育て!


ボリュームが多いかなと思い二つに分けました。 で、つづきです。   小児はりにつづき『小児スイナ』もしました。 『小児スイナ』の紹介や説明はこちら   →『小児推拿について』   ◎ちょっと変わった小児推拿の世界 大人の経絡や経穴よりある意味おおざっぱ。 しかし、小児推拿独特の治療ポイントが沢山。   症状に応じて、これら部位を指で擦っていきます。   内臓の調子を整えたり、熱を冷ましたり、 小児スイナでは子供の手のひらや指先をよく使います。   これは「捏脊」(ネツセキorネンセキ)と言って有名な小児推拿手技。 背骨に沿って、背中の皮をつまみ上げていきます。 この「捏脊」、子供の消化不良や下痢といった胃腸の不調に メチャメチャ! 効果あります!   しかし、我が息子さんはいつもご飯をモリモリ食べてとっても食いしん坊。 まったく「捏脊」する必要はなかったですけどね。(;^_^   子供の夜泣き、ぐずり、食が細いとか、どれも心配だし、世話してたら参ってしまいますよね。 嫁様ほどではないにしても、半子育て半鍼灸師でやっている自分にも分かります。 お子さんのその様な症状でお困りの方はかささぎ針灸院へどうぞ。 スキンタッチといって、お家でできる小児はり、このブログの捏脊なんかは練習すれば割合すぐにできるようになるので、家でもできるようにレクチャーもします。 って、最後はちょっと宣伝です。すいません。(;^_^   小児はりでムスコはゴキゲン! この暑さでヨメはフキゲン!!   院長の大嶋でした~。 また気が向いたら何か書きます。これからもよろしくお願いします。m(__)m

息子よ、『小児はり』で元気に育て!


、、、なんて見出しですが、特に小児はりや小児スイナをしなくたってとっても元気な我が息子。 連休最後の日に、外に出たがる息子のゴキゲンとり兼HP用の写真を撮りに院につれて来ましたよ。 小児はりの紹介や詳しい説明はこちらから   →『小児鍼について』   ◎道具の紹介 右)銅製・いちょう鍼 三味線のバチみたいですね。丸い所でやさしく擦ります。尖った所で軽くチクチクします。色々使えてオールマイティで便利な鍼。 中)ローラー鍼 軽く持ってコロコロ転がします。大人が受けても気持ちいい。 左)チタン製・特注てい鍼 先が尖っていますが、これも刺さない鍼です。ツボを刺激したりこすったり。鍼が苦手な大人にも使います。少し技術が要ります。   さて、ここからは息子に小児はりをした様子を写真で紹介。 先ずはローラー鍼。 鎖骨の下、肋骨の際、ヘソ周り等がスイートスポットです。多少くすぐったがりますが喜びます。   いちょう鍼。 見えてないですけどチタンてい鍼。 首すじや肩、背中と、つまり大人でも凝ってつらい場所、揉んでもらいたくなる場所を擦ったりチクチクしてやります。 赤ちゃんだって頑張ってるし、たまには癒されたいんですよ。   最後はやっぱりローラー鍼。息子さんはローラー鍼が一番気に入ったみたいです。 赤ちゃんも気持ちいい。術者も楽ちん。 WIN WIN ってやつですね。   息子よ、小児スイナで元気に育て!  へつづく

おかげさまで


開業からひと月以上経ちまして、色んな事が落ち着いてきました。 地に足ついた感覚で、患者様や治療に向き合っております。   そのような中、今日はこの「かささぎ針灸院」のホームページをデザイン作成してくださった 松本さん (ウェブデザイナー・ジェスモナイト販売) からホームページの更新の仕方やブログの作成方法を教えてもらいました。   実は、これが私がUPするはじめてのブログです。   今後も、あくまでワザとらしくなく、伝えたい思いや事柄を、 気の向くままに気の向く時にブログに書いていきたいと思います。   ですので、頻繁ではないし不定期ですが、重ねてワザとらしくないブログで、何かみなさんの役に立つような事をポツポツと発信していけたらなと思います。 よろしくおねがいします。