こころと体、ともに健康に

それが当院の患者様への願いであり、治療方針でもあります。

少し専門的な話しになりますが、漢方や本来の針灸に代表される東洋医学の治療では、その方の陰陽のバランスを整えることを最重要課題としています。

宇宙、自然界、人間、これらを一貫する真理として陰陽の考え方があり、いずれも陰陽のバランスが保たれていればそれらは健やかに運行され、陰陽のバランスがくずれれば自然界だと異常気象や天変地異、人の体では病になると考えられています。

その他、陰陽論についての詳細な説明は割愛させていただきますが、人体では

陰=からだ

陽=こころ

も一対の陰陽となり、それらのバランスがとれていてこそ、本当の意味での健やかな人間と言えます。

そして、こころと体を切り離して考えないところ、それが東洋医学の妙味であり優位性だと思います

当院の針灸治療を通じて、こころも体も健やかになって、その方の人生におけるパフォーマンスを最大限に発揮できるようにお手伝いしたい。

それが一番の理想ですが、そういう思いをもって針灸治療にあたっております。

完全オーダーメイドの針灸治療

また、当院では、患者様の症状が少しでも楽になっていただけるように、鍼灸治療の効果が少しでも長く保たれるように、しっかりとした問診や診察を通じて本当の原因を探り、その患者様の症状に対して最適な方法で鍼灸治療を進めます。

 

患者様ごとに、また、同じ患者様でもその日の状態によって、完全オーダーメイドの針灸治療を行います。それ故に高い鍼灸治療の効果が発揮されます。

西洋医学的なアプローチで筋肉や骨格などのバランスを整えるのと同時に、東洋医学の考え方で体全体、トータルで健康を回復させる方法を模索します。

 

数々のお困りの症状に対してはもちろん、単純な肩こりや腰痛で来院された場合でも、当院では以下の点にも注意しながら針灸治療を進めます。

  • 自律神経のバランスはくずれていないか。
  • 体のエネルギーや血液が不足したり、流れが悪くなっていないか。
  • 内臓の調子は悪くないか。
  • 精神的なストレスはないか。こころと体のバランスはくずれていないか。

この様な原因にもしっかりと着目して、全人的な施術をするのが本来の鍼灸治療の姿ですし、東洋医学の強みだと考えます。

これまで、上記の原因に着手されないままで表面的な治療のみを施されて、つらい症状や痛みが中々回復しない患者様をたくさん診てきました。

今後も、その様なつらい思いをされている患者様と縁で結ばれ、私の針灸が少しでもお役に立てるようにと願っております。

東洋医学・西洋医学

当院では東洋医学と西洋医学、どちらの考え方も同じく大切にして針灸治療にあたっております。

東洋医学も西洋医学も分け隔てなく、その時々で患者様に最適な方法を選択する事が大切だと考えます。

 

そのように言うと、人から「中医学の先生なのに意外ですね」と言われる事があります。しかし、そうではありません。私は若い頃より中国で伝統医学を学びましたが、同時に、医科大では中国伝統医学の内容をさらに越える量の西洋医学の勉強が必要とされました。

東洋医学の本場である中国では、病院でも教育面でも「中西結合」と言う考え方が当たり前のように浸透しており、東洋医学も西洋医学も、どちらか一方に偏る事なく、どちらも選択できたり、お互いを補い合える体制が確立されており、その点では日本よりもずっと進んでいると言えます。

東洋医学は摩訶不思議な力で奇跡を起こす治療法ではありません。また、西洋医学も全ての病をカバーできる万能な治療法ではありません。

そこに優劣はなく、どちらの方法もアプローチの違いと得手不得手があるだけです。

西洋薬や手術でしか治らない症状や病気が沢山あり、救われる命も沢山あります。西洋医学もとても素晴らしいものです。

しかし、一方では、西洋医学で「原因不明」と診断されたり、症状があっても「検査の数値的には問題が無い」とか「自律神経の失調です」「気のせいです」とされて対症療法のみに終始したり、治療がなされなかったりする事があります。

その様なケースの場合に、東洋医学的なアプローチが功を奏して、不思議なくらいに症状が改善したり病気が治癒する場合もあります。

まずは適切な医療機関を受診されて、しっかりと検査や治療を受ける事が大切です。しかし、残念ながらそこから漏れ落ちてしまってお困りの患者様に対して、当院の針灸治療がうまく役に立ち健康を回復する為の手助けになればとても嬉しいことだと思います

適応症について

安全と衛生について

鍼灸治療を受けたことがない方は、鍼(針)を身体に刺すことは怖いと感じていらっしゃる方が多いかもしれません。

日本鍼灸で使用する鍼は太さが0.2mmほどと大変細くて繊細です。このため差し入れ時の痛みは大きくありません、いつ打たれたのか、ほとんどわからない時もあります。鍼が効いている、という感触はあるとおもいますが、きっと想像されているよりも怖くないと思います。

施術が始まって、痛みを感じる時や、強すぎると思う場合は遠慮せずにお伝えください。習熟した術者であれば、患者さんひとりひとりに合わせて、強さや効きをしっかりとコントロールすることが可能です。

衛生面に関して、当院で使用する鍼は全て滅菌個別包装の一回限りの使い捨てです。施術前の術者の手指の消毒も徹底しています。一度使用したものを使いまわすことはありませんのでご安心ください。

施術の流れ

06-7163-4150

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