鍼灸治療の適応症
鍼灸が様々な症状や疾患に対して効果的なのは、臨床現場での手応えや先人達の記録から、東洋医学に関わるものにとっては明らかな事実ですが、鍼灸の適応疾患を正式に決めようという動きが近年世界規模で起こっています。「漢方薬や鍼灸(しんきゅう)など日本や中国の伝統医療が、2018年春に開催予定の世界保健機関(WHO)総会で認定方針」との報道発表もあり、今後その動きはますます加速・活発化して行くものと思います。WHO草案として以下の疾患がリストアップされています。
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)等
神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘) 、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾
気管支炎、喘息、風邪および予防
心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ
バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血、泌尿器系疾患、膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎(インポテンツ)
更年期障害、乳腺炎、白帯下(おりもの)、生理痛、月経不順、冷え性、不妊
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善
眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい
中耳炎、耳鳴、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿(ちくのう)、咽喉頭炎、扁桃炎(へんとう炎)
院長がこれまでに針灸治療した事がある症状や疾患
ギックリ腰・慢性腰痛・他の療法で快癒しない肩こり・頭痛・めまい・頚椎症・胸郭出口症候群・肩関節炎・膝関節炎・スポーツ障害とスポーツ外傷後のケア(身体運用やトレーニング指導を含む ラグビー、ゴルフ、テニス・バレーボール、陸上中距離、柔道、合気道、太極拳 など)・胃痛胃炎・食欲不振・下痢・不眠・うつ・パニック障害・関節リウマチ・依存症の緩和・PMS月経前症候群・月経痛・不妊・逆子・インポテンツ・高血圧・高脂血症・糖尿病・甲状腺機能障害・むずむず足症候群・線維筋痛症・脳血管障害後遺症・ガン緩和ケア
などなど
- 上記以外の症状でも一度ご相談ください。
- 当院の針灸治療を受ける前に、先ずは専門医、適切な医療機関の受診をおすすめいたします。その日の状態によっては針灸治療に先立って他の専門医や適切な医療機関への受診をおすすめする場合がございます。
実際の針灸治療ケーススタディ
針灸治療が肩こり腰痛などに効く、ということは比較的知られているかもしれません。たしかにそれらの不調に対して、鍼治療は即効性があるため効果を実感しやすいものです。
鍼灸という言葉は知っていても、多くの方は鍼灸の真の効果をご存じないケースが多いのではないかと思います。プロであるはずの一部の鍼灸院でさえ、流れ作業的に肩こり/腰痛/神経痛などの表面的な緩和だけ行うところも残念なことですが存在しています。
しかし正しく運用される鍼灸治療は、幅広い症状に対してアプローチが可能です。院長大嶋がこれまで実際に施術をしてきた患者さんのケースを具体的にご紹介します。